なるべくナチュラルに

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Works #214

都筑区T様邸

エクステリア

今回の新築外構は規模が大きめです。
設計グランドラインが道路より高い場合、まず土留めの擁壁(ようへき)から考えなければいけません。
擁壁とは斜面の土を止めるための壁状の構造物のことです。
余談ですが、角地の場合は工事面積が増えることから、外構費用が予想よりも掛かるケースがあります。
3方にブロックを積み、表題にあるようになるべくナチュラルにという事で石材風な少し荒らしいタイルを選択。

庭はほぼ全面タイルテラス

玄関のタイルと同様の素材で、全体の統一感を持たせます。新築外構工事の場合、駐車場の確保の際、残土がかなり発生します。
通常の工事では、残土は廃棄するのですが、今回はタイルテラスのかさ上げ時にも残土を再利用することで、かなりの費用を削減出来ました。

エクステリア
エクステリア

土の部分にはたっぷりの植栽

数年後には植物に囲まれた少し低めの生垣になるよう「シルバープリペットの生垣」をご提案。植裁は縦横に成長する過程で、密集することで生垣になるのですが、当たり前ですが、成長と共に大きくなり過ぎるのも課題の一つです。

今回選択した「シルバープリペット」は、どちらかというと灌木(かんぼく)として使用するケースが多いのですが、伸ばせば2m程まで成長しますし、大きくなりすぎないのも、お手入れを考える上でのメリットです。

玄関前のアプローチは、壁の石材風タイルに合うように乱形の天然石を使用。
アールをかけて動きを持たせます。イメージはお家に迎え入れてくれるような動線。

資材の種類を絞ってシンプルにまとめることも、ファサードを考える上で大事なポイントです。
あまり多くの資材を使うとまとまりがつかなくなり、全体に落ち着きが出ません。

ファザード
ライトアップ

夜は優しい明りの電球色で統一。

こちらも夜遅くまでお仕事のご家族が、家に帰ってきてホッと出来るように。オススメしている大事なポイントがタイマー機能です。今回は明暗センサーを付けました。
日没になると自動で点灯し、あらかじめ設定した時間に消灯するという設定です。タイマーを付けないと誰かが先に電気をつける事になり、一人の方は暗い家に帰って来なければいけません。ご家族皆さまが同じように「帰ってきたくなるお家」にしたいですよね。

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