




Works #228
港北区T様邸

新築外構は玄関ポーチから先が自分だけの空間となる、とてもワクワクする部分ですね。
通常、玄関ポーチまではハウスメーカー様で施工されることが多く、アプローチからが外構工事の始まりとなります。
アプローチの素材は、建物との調和や、お庭全体の雰囲気作りに大きく影響します。今回は、建物との一体感を出すため、同じタイルで統一しました。
門柱には、細身のボーダータイルを使用しました。光沢があり、凹凸が特徴のこのタイルは、モダンな雰囲気を演出してくれます。ボーダータイルとは、細長い形状のタイルで、スタイリッシュなデザインによく用いられます。
門柱の前には、ロックガーデンを設置し、シンボルツリーには丈夫で美しいアオダモを選びました。


ガーデンには、L字型のタイルテラスを設けました。
リビングと完全にフラットにするのではなく、家の通気口より少し低い位置に設置しています。
部屋から見てもほぼフラットに見え、コストの削減も可能です。
プライバシーを守るため、フェンスの高さを少し高めに設定しました。
フェンスはタイルに合わせ、流行りのグレージユを採用。


フェンスのくすみ感のある上品な色合いは、タイルテラスとも優しく馴染みます。
カーポートには、LIXILのSCをお選びいただきました。木目も人気で、ポリカーボネート板の汚れも目立ちにくいのが特徴です。


写真では分かりませんが、カーポートの雨樋のところをコンクリートに小さな枠を作り砂利を敷いています。
コンクリートのみで施工する場合、何年かすると雨樋の水の通り道ができ汚れがつきコンクリートを少し削ってしまうことが多いのです。
今回の外構工事では、お客さまのご要望を叶えながら、デザイン性と機能性を両立させました。特に、アプローチの統一感、門柱のスタイリッシュなデザイン、そして開放的なテラスが、このお家の魅力を引き立てています。